導入
1. 前提パッケージを導入する
VCC / ALCOM のプロジェクト設定から追加してください。2つとも必須です。
| パッケージ | 用途 | 配布元 |
|---|---|---|
net.narazaka.vrchat.tmp-fallback-fonts-jp |
メニューの日本語表示 | Narazaka/tmp-fallback-fonts-jp |
com.mimylab.fukuroudon |
インカムの音声基盤(PlayerAudio) | mimyquality/FukuroUdon |
インカムを使わない場合も必要です
同梱の Prefab が両パッケージのアセットを参照しています。日本語フォントが無いとメニューの文字が表示されず、FukuroUdon が無いとインカムが生成されません。
FukuroUdon のバージョンについて
インカムは FukuroUdon の PlayerAudio Master(PlayerAudioSupervisor 等)の上に構築されており、内部実装を参照しています。動作確認済みバージョンは 3.18.0 です。導入後はバージョンを固定し、更新する場合は先に診断と実機確認を行ってください。
前提パッケージのライセンスについて
本製品は動作に FukuroUdon(MIT License)と TextMesh Pro VRC Fallback Font JP(SIL Open Font License)を利用します。いずれも本製品には同梱しておらず、各配布ページから各自で導入していただく形です。
- FukuroUdon: https://github.com/mimyquality/FukuroUdon
- TMP VRC Fallback Font JP: https://github.com/Narazaka/tmp-fallback-fonts-jp
2. unitypackage をインポートする
ワールドプロジェクトにインポートすると Assets/MGR/Udon/StaffBridgeSystem/ に展開されます。
フォルダの中身の構成は変えないでください
Prefabs / Audio / Samples などのサブフォルダ構成は維持してください。中のファイルを別の場所へ移すと参照できなくなります。
3. セットアップウィンドウを開く
メニューバーから Tools > MGR > Staff Bridge System > セットアップ を選びます。
ウィンドウは3つのタブに分かれています。
| タブ | 用途 |
|---|---|
| セットアップ | 一式を配置する。あとから部品を単品で足すこともできる |
| 編集 | テレポート先・定型メッセージ・テーマ・名簿の持ち出し |
| 診断・修復 | 設定の過不足を検出し、修復する |
セットアップタブの先頭に前提パッケージの状態が表示されます。未導入のものには警告アイコンと「導入ページを開く」ボタンが出ます。

4. 「セットアップする」を押す
ボタン1つで次がまとめて実行されます。
配置されるもの
- スタッフ名簿(StaffRegistry)
- 手元メニュー(テレポート/一斉メッセージ/インカム)
- インカムの音声基盤
- スタッフ切替スイッチ
続けて実行される処理
- 各ギミックへの名簿の一括割り当て
- 手元メニュー ⇔ インカムの接続
- NetworkID の採番
- スタッフUIをカメラに映さないためのレイヤー設定
何度押しても増えません
すでにあるものは置き直しません。設定を変えて押し直すこともできます。
配置内容を変えたい場合
「内容を変える(そのままで大丈夫です)」を開くと、置くものを選べます。
| 項目 | 既定 |
|---|---|
| 手元メニュー | ON |
| ┗ インカム | ON |
| スタッフ切替スイッチ | ON |
| 在室スタッフ一覧ボード | OFF |
| スタッフ専用スイッチとゲート | OFF |
| 手動でスタッフになった人を再入場時にスタッフへ戻す | ON |
一覧ボードと専用スイッチ・ゲートが既定 OFF なのは、置き場所を選ぶものだからです。単品ボタン(後述)で狙った場所に置くほうが早く済みます。
同じ画面の「最初からスタッフにしておく人」に VRChat の表示名を1行に1人ずつ入力すると、その人はジョイン時に自動でスタッフになります。空のままなら名簿は書き換えません。あとから StaffRegistry でも編集できます。
5. 動作を確認してアップロードする
アップロード前に、次を確認してください。
- StaffRegistry の 「ログ出力する」が OFF であること
- 「診断・修復」タブで指摘が出ていないこと
「ログ出力する」が ON のままの場合、アップロード前チェックが警告ダイアログを出します(公開後もスタッフの表示名が Console に出続けるため)。警告のみで、アップロードはそのまま続行されます。
既存のワールドへの後付け
上記の手順そのままで後付けできます。すでに配置済みのオブジェクトは置き直されません。
配置後に参照が切れた場合(オブジェクトを移動した、Prefab を後から置いた等)は、「診断・修復」タブで検出・修復できます。
部品を単品で足す
セットアップタブの下部にある単品ボタンから、いくつでも追加できます。置くと同時に名簿へ接続されるため、あとから診断を実行する必要はありません。
| ボタン | 内容 |
|---|---|
| スタッフ切替スイッチ | 押すと自分がスタッフ ON/OFF になるスイッチ |
| スタッフ専用スイッチ | スタッフだけが操作できるスイッチ(非スタッフが押すと拒否メッセージが出る) |
| スタッフゲート | スタッフだけ通れる壁 |
| 在室スタッフ一覧ボード | 入室中のスタッフ名を表示するボード |
頭上マーカーは単品ボタンがありません。使う場合は Prefabs/StaffBridgeSystem_OverheadMarker.prefab をシーンへ置いてください(名簿への接続は「診断・修復」タブで行えます)。
既存オブジェクトをスタッフ限定にする
ヒエラルキーでオブジェクトを選択し、右クリック > GameObject > MGR > Staff Bridge System から選びます。
| メニュー | 動作 |
|---|---|
| スタッフだけ見えるようにする | 自分と配下の見た目・当たり判定を切り替える |
| 一般だけ見える(スタッフには隠す) | 上記の逆。スタッフのときだけ隠す |
| スタッフだけ押せるボタンにする | 既存のインタラクトをスタッフ限定にする |
| スタッフだけ通れる壁(ゲート)にする | 非スタッフだけを通さない壁にする |
同じ項目は Tools > MGR > Staff Bridge System > 選択オブジェクトに追加 からも実行できます。
「スタッフだけ見えるようにする」は対象自身の Renderer / Collider / Canvas を切り替えるため、音や配下ギミックの動作は止まりません。音ごと完全に消したい場合は StaffOnlyVisible(一括マネージャ)を手動で配置してください。詳しい違いは 設定リファレンス を参照してください。